納品とか、ドキュメント

客先へ納品する書類を黙々と書きまくり、書きなぐり、書きつけ、
気合入れて書きまくった結果、ドキュメントの総枚数が300枚を越えた。
といっても、過去に書いた文章の手直しが半分程度で、新規に書き起こしたのは
約半分というところなのだが、それにしても、随分ワード/エクセルを使いこなせる
ようになったな、と感心する。


そんな、妙な感心を抱きつつ、プリンタへ俺の命を削り、心血を注ぎ書きまくった
ドキュメントを紙媒体に起こすべく、力いっぱいマウスクリックをしてプレビュー
表示をしてユダ風(@南斗聖拳:妖星)に
「美しい」
などとつぶやき(やばい人だ!)プリンタへ送り込む。
と、プリンタが紙詰まりを起こした!
事務所のプリンタは紙が詰まるとピーピー鳴いてうるさいので
ピーピー鳴らしながら、プリンタの下の部分にある紙を送り込む給紙の引き出しを開けて、
覗き込む、どうやらここに挟まっている紙は無いようだ。
次にトナーのフタを開ける。しかし、ここにも詰まっている紙は無いようだ。
最後に上のフタを開ける。紙は無い。
頭の上に手をやる。そこに髪は(かろうじて)あって安心する。
しかし、これは俺の求めるカミではない。
(いや、違う。フサフサした髪は常に求めている)
プリンタをピーピー鳴かしながら作業をしてたので、段々人が集まってくる。
紙詰まりなんだけど、紙が見つからないんだ、と説明すると、
全員が同じリアクションを取る。
下の給紙トレイ→トナーのフタ→上のフタの順に見てゆく。
どうやら我々の部ではそう動くことが、行動規範として刻まれているらしい。


次から次へと人がやってきて
「e_c_e_tがプリンタを壊した」
と、騒ぎ立てるのでさすがに焦ってしまい、ドライバーまで持ち出して
プリンタを分解して、紙を探す。
この頃には、
「実は紙は無くて、紙詰まりのセンサーにホコリでもはさまってるんじゃないのか?」
とか、考えていたのだが、ドライバーで分解するとさらに
「e_c_e_tがプリンタを壊した」
という説が加速してゆくのだから不思議だ。
最終的にはドライバーで分解し、懐中電灯で照らして、なおかつ下から固い紙を差し込んで
押し出す形で詰まっている紙を発見することができた。
しかも、よくもまぁこんな狭いところで止まったな、という強烈な位置に
紙が収まっていた。
ドライバーでゴリゴリほじくり出す。
もはや、耳元で聞こえる
「e_c_e_tがプリンタを壊した」
とかいう言葉が水や空気のように感じられる境地にまで達したため、
ノーリアクションで紙をドライバーでほじくりだす作業を遂行する。
なんとか、しわくちゃに固まって丸められた紙を取りだすことに成功したので、
気をよくして元通りにプリンターを組み立てていく。
アレ?ねじが一本たりないね。まぁいいや。別に一本ぐらい固定できなくても
プリントした紙は出せるよ。
と、この瞬間に
「e_c_e_tがプリンタを壊した」
というのがどうやら事実となった模様だ。


ようやく元通りの形に戻ったプリンタが俺の魂を込めたドキュメントを紙の形で
吐き出してくれたのは既に22時を過ぎていた。
あぁぁぁー、もっと早く帰るつもりだったのに!
と、いつもより長めに書いてみた。



そういえばホワイトデーなのに誰にも何も返さなかったな。。