Asterisk本を読む

最初の数章しか読めていないのだが、桁違いに面白い。
超ベンダ依存の世界に、黒船のごとく突如出現したオープンソースのPBXの解説。
しかも、それを生み出したのはAVAYAやNorthernTelecomなどの大物ベンダではない。
(当然のようにシスコでもない)
誰も業界標準を作らないなら俺が作ってオープンにしてやると言うその姿勢。そこにシビれてしまう。
トラディショナルな「アナログ電話」そして、「デジタル電話」と「デジタル回線」の違い、
さらに、「DTMFの周波数表」まで説明がある。
ベンダ依存になる部分/業界標準となる部分をここまで丁寧に説明したドキュメントは初めてお目にかかった。
恐ろしく丁寧な説明だと感じる。
Skypeが出ても、これが、明日のテレフォニー市場を背負う、という感じはしなかった。
しかし、個人的には、Asteriskには底知れぬ可能性を感じる。
これが、INS1500に接続され、広域イーサに接続され、、、業務の基幹を担える実績ができたら、、
次のワールドカップのスポンサーの位置にAVAYAの文字はあるのか。。。。と、チラッと思う。
と、いうのは考えすぎか。どこもIP化されたPBXは作ってるだろうし。


必要だったり危機を感じるようなPBX屋なら買収するだろうし、
PBX開発部門を持たない大手SI屋がいきなり手を出すにはリスキーな代物だ、
と、なると、これを採用するのは新規参入するベンチャーとなるかな、と思うのだが
一歩前に踏み出すには相当の勇気が必要だろう。国内市場では特に。



テレビを買い換えた。ついでにHDDレコーダも買った。
今日から地デジ人。