チームが崩壊するとき

国循センター、ICU医師が全員退職へ


同センターによると、ICUには5人の専門医が所属。所属長の医長を含む2人のベテラン医師が辞職を表明したのをきっかけに、指導を仰げなくなる部下の3人の医師も辞職を決めたという。

 ベテラン医師2人は辞職の理由を「心身ともに疲れ切った」と説明しているという。

彼らが凄く重い責任を、逃げ場の無い状況でずっと背負い続けていたことは想像に難くない。
最前線で立ち続けることの難しさ/過酷さを改めて思い知る。
こうなる前に打つ手は無かったか、と、思うが、まぁ、無理だったのだろう。
中途半端な責任感や、中途半端な能力で現場に出られても困る世界のはずだし、
そもそも、教える暇などないのだろう。横で見て憶えろ!という世界なのだろうから、
ベテランの退職にあわせて辞職する部下の決断も、さもありなん、という気がする。


指導する立場の人間が現場に立ち続けざるを得なくなっている状況を作るとこういうラストが待っている。
決して他人事とは思えず、思わず手が震えた。