職業プログラマーに必要かもしれない気質

決断が早いこと。
仕事をする、というのは、程度の差はあれ、決断の連続だ。
同じ決断をするのに数分で済ませれる人と、数日をかける人、と、では格段の差がある。
なぜか、大抵の仕事は締め切りがあるのだから、決断が早いと残りの時間を有意義に使うことが出来る。
特に、プロジェクトの初期に、やりたい事だらけで仕様が爆発しそうなとき、
ある一点を捨てたり、諦めたりすることでやるべき事を明確にする、
そういう能力はもはやセンスや風格すら漂う「決断力」だと思う。
で、期間で雇われるSE/プログラマーとして仕事する以上はこうありたいものだな、と、思う。


で、上記に少し関係するんだけれど、
昔、マージャンやってた頃に、そのころの先輩によく言われた言葉が
「その状況でその決断はヌルい」
で、その「ヌルい」の意味は、
どちらもできそうに見えて実はゴールから遠のくような「いわゆる中途半端な選択肢」を選ぶこと
という意味で使われていて、今となっては、若いうちにその概念を知ってて良かったな、と、思うことがある。
全然違うように見えて、似た部分はある(と、思うようになった)


なので、マージャンに限らず、将棋や囲碁(はよく知らないのだけれど)ああいう、選択を迫るゲームって言うのは
「決断のトレーニング」として若いうちに一度はハマってみた方がいいんじゃないか、と。
思うときがあるんです。あるとです。そういう風に過去の自分を正当化したいです。


で、ここから先は冗談なんだけど、新しい単位を考えてみた。
決断/日(Decision per a day)
人月や人日みたいな感覚で、この人は3決断/日だけど、こっちは20決断/日ですよー、とか。ね。
そういえば、Windows2000のチーフアーキテクト(?)だったかが、10分以内に決断できなければ次の決断はタダ、
とかいうのをどこかで見たような気がする。
あった。joel on softwareの一節だ。
ここまでいくと、一日に数百件という単位で決断してそうだ。




さて、ここまで偉そうに書いておいてなんだが、わが身を振り返ると充分ヌルい、決断をしてるんだろうな。
と、思った。まぁ、時と場合なんだろうね。