不肖宮島のビビリアンナイト(上)

読む。
不肖・宮嶋のビビリアン・ナイト 上 爆弾ボコボコの巻 (1) (単行本)
夢中になってあっという間に上巻を読み終えた。
カバーの折り返しには
ピュリツァー賞土門拳賞も取っていないが「週刊文春が世界に誇る報道カメラマン」
こと、宮島茂樹の「え?今更?」ってな感じのちょっとお古なネタを出した本。
もっとも、本書の中で本人は「ワシらフリーは!」と何度も書いてるのだが。


しかしさすがは世界に誇る報道カメラマン。経験者の語る話と言うのは桁違いに面白い。
そして、面白いだけではないところが、語り部としての才能を物語っている。
そう、この本はコワイのである。何がコワいって、中東の世界観をよく伝えているのである。
未だにイラクでは戦火がくすぶり続けているのである。
恐らく本書の内容の通り混沌となった世界が彼の地にはある。それを垣間見るだけでも価値がある本だと思う。