スピリチュアリズム

スピリチュアリズム
映画を見て帰りによった本屋で見つけて面白そうだったので買う。
これは、正直判断が難しい。
オウム事件から10年以上経って、再びやってきたオカルトをもてはやす風潮に楔を入れる本なのである。
確かにその意義はある。(と、思う)
ビリーバーなんて言葉を聞かなくなってもう時間が経つ。
江原氏を「彼はよくある自分探し君なんです」と斬って説くその論調では
彼を信じる人を振り向かせるのに説得力のある言葉だろうか?
という不安は感じたが(そもそも信じてる人はこんな本読まないだろうから杞憂か?と、思ったがamazonの批評を見ると杞憂でもなさそうな)
ただ、
今の現状をオウムが出てくる直前の空気に似ている
オウム事件を知らない若い世代がテレビで(スピリチュアリズムの名を借りて放送される)オカルトにはまる
という著者の分析は真摯に受け取らねばならない。