帰省中の読書「チームバチスタの栄光」と「死因不明社会」と「財務3表一体理解法」について

年末年始に四国の地元に帰省した。
帰省時に新幹線に乗るときに「チーム・バチスタの栄光(上)」を買った。
ものすごくテンポがよい。
新横浜でのぞみに乗って、岡山に着くまでに上巻を読了。
岡山駅売店に入ると、たまたま「下巻」のみ置いてあったのを見つけて即買い。
瀬戸大橋を渡って実家にたどり着いて、しばらくたって読了。
というわけで1日でむさぼるように読んでしまいました。
映画化されるのも頷ける、そんな作品でした。
発行されてから時間が経っているし、作者は現役の医師であることから(海堂尊を見ると病理学者が適切か)察するに現場レベルで渦巻く不平不満を小説の形で「こうなればいいのになぁ」と、託したようだ。
学術論文の形を経ずこういう小説の形で出した理由については死因不明社会の前書きで書いてある。(こちらについては、まだ読み終えていない)
おそらく医局内の人間がこういう行為に出ることはそれなりにリスクの高い行為なのだと思うが(出身大学を非公開にしている理由はこの辺りにあると思われる)結果的には「彼の思う正義」を世論に晒すことは成功している。
今後、同じような「断末魔にも似た魂の叫び」とも「諦めともとれる遠吠え」のような小説が流行ったりするかな?



岡山から新横浜に向けて帰る新幹線の中で決算書がスラスラわかる 財務3表一体理解法を読む。疲労からか、一気に読み切れなかった。2/3ほど読了。今の段階では類い稀に見る良書に見える。
細かい単語を覚えさせるのではなく、「会計の論理(というか考え方の仕組み)」を丁寧に説明している点に好感が持てる。