事業仕分けが終わった

各議事録はここにあるので目を通してみる
http://www.cao.go.jp/sasshin/oshirase/shiryo.html
本当に興味のある分野については、直接音源にアクセスすることだってできる。国民が税金の使い道について無駄遣いなのか、そうじゃないのか、それを知る機会を得たのは大きい、マスコミ(記者クラブ)というフィルタを通さず現場の生の声を知れる、公開裁判のようでもあるが、見えたことで得る物は大きかったはずだし、余計な中間搾取者をあぶり出すには効果があったはずだ。また、報道による要約されかたに疑問を感じるところもあった(もう蓮舫を映すな)



事業仕分けで興味があった
独)日本原子力研究開発機構(1) 高レベル廃棄物処分技術開発(深地層処分)2) 国際熱核融合実験炉研究開発(ITER(サテライト・トカ マク計画))
について、今日ようやく議事録を読んだ。
議事録の最初のコメントが容赦ない「もともと地層処分は無理。研究もやめるべき。」
とはいえ、「最終処分地決定プロセスと同期が妥当ではないか。」「自然バリアの検証と立地決定が確実にリンクするまでは凍結。」という自分にとって納得ができるコメントがあったりして議論の進行が安心できる進行だった、と思えた。要は場所が決まるまで余計な金は使わないようにしようよ、ということらしい。
また「経産省が責任、遂行する処分事業の主要な研究を、文科省が所轄することに問題がある。」という本当に政治的判断が必要な部分について踏み込んだ議論がされていることにも安心した、所轄省庁をまとめてほしい気もするが、これはどうやら経産省の計画をちゃんと聞かないと判断ができない、という事実上「議論見送り」に近いことらしい。思ったよりも慎重な議論だと思う、好印象を受けた。これに限らずだが、仕分け人はよく勉強していると思う、御用学者の集まりではない感じがした。