日本シリーズ4戦

解説のノムさんが面白い。
中日の打線は、2番井端と5番ブランコで確実にアウトが取れるので、ロッテのバッテリーとしては3番と4番にホームランだけを警戒しておけば、抑えられそうな感じだった。で、実際里崎のリードもそういう感じだったし、ノムさんもそういうことを言っていた。おもしろすぎる。特にブランコは、外角のスライダーをブンブン空振りする。あれは使う側としては頭が痛いだろう。ノムさんも「ボールでも振りますから」と容赦がない(そしてその通り空振りする)

ちなみに今日の一番笑ったノム語録は「ワンナッシングから投げる球じゃないんですよね、ワンナッシングはツーナッシングの親戚ですから(もう少し慎重に攻めろと言いたいらしい)」もう、テレビの前で滅茶苦茶わらってしまった。


中日は
山本昌を大事にしよう(大暴投2回して4回で降板)
・井端を大事にしよう(全く打てない、)
・岩瀬を大事にしよう(残り1アウトで登板?、、、どんだけご老体なんだよ)
という感じで、本当にベテランに気を使いすぎてて、こいつらに気を使わなければもっと早い段階で勝てるオーダーが組めそうな気もする。
例えば、今日繰り出したピッチャーは
山本昌、ネルソン、三瀬、河原、浅尾、高橋、岩瀬
だが、ワンポイントでフォアボールだった三瀬(代打で出てきた福浦相手のワンポイント)はともかくとして、ネルソン、川原、浅尾、高橋のピッチングは見事なものだったと思う、彼らのナイスピッチがロートル共(特にセーブがついたやつな)に華を持たせるため、というのが大変もったいない。中日はこいつらを評価してないのか?かわいそうじゃん。まぁ継投の出し方にも疑問はあるんだが、明日以降の組み立てを考えた上での苦渋の人選の結果なんだろう、そこはいいや、ロッテも負け試合で小野と内を使ってしまったのは痛い。


なにより、最終回の2アウトまで取った高橋がヒーローインタビューに呼ばれて「最後、岩瀬さんが出てくると思ってたんでー」と言わせるところからして、何かおかしい、取れるセーブは残りアウト1つの状態にしてから、全部岩瀬に献上することになってるのだろうか?今年42セーブもしてるらしいんだが・・そこまでして、、、


落合がシリーズ前に「全員2軍落ち」にして、実力で判断する、とわざわざ言った理由はこのへんにあるとみた。そう言わないと監督が実力で選手が選べないのか、そこまでして、こういう試合の組み立てをしないといけないのか、と思うと落合には同情してしまう。
とはいえ、大抵のベテランなんてプライドの塊みたいなもんだから、プライドへし折られた腐ったベテランをいちいち、もとに戻すのもめんどくさいのかもしれない、そう考えると中日のこの戦略は理にかなっている、と思えなくもない。


いずれにせよ、ロッテの応援をしているのに、相手チームの采配が気になったのは初めてだ。そう考えると、西村監督、西本・金森はよくやっていると思う、少なくとも勝負の博打の張り方(負けたとはいえ、ね)に疑問は感じ無かった。


結論:
日本シリーズおもしろすぎ。中継をしたテレ東はえらい。解説の人選(ノムさんも阿波野さん)もエラい。