川崎の過去1ヶ月の推移

e_c_e_t2011-04-10

ちょうど地震が起きて1ヶ月、モニタリングポストのグラフも1ヶ月刻みで、3/11が見える最後の日となったので画像を取っておく。
今は値が下がっているものの、下がり方が鈍化したように見える。昨日と今日は関東方面に風が吹くような気圧配置だったが値の上昇は見られない。これは喜ばしいこと。今のところ新しい飛散はないか、無視できる量と考えてよさそう。
ただ、下がり方が鈍化したのは深刻。仮に飛散して24日経っていれば、I131の今の値はピークから1/8まで落ちたことになる。3/11以前の数値は30nGy/hだったことを考えると、今の75nGy/hから、30nGy/hを引いた45nGy/hを放出するぐらいが「1/8の現状」と受け取ればよいだろうか(というのは実は暴論、I131以外の核種からの放射線量がどの程度の寄与かわかっていないからだ)
いずれにせよ、グラフを見ればわかるが、3/11以前の値(30nGy/h)にもどるのは相当な時間を要するであろうことはわかる。
この程度の値で収まっているのは東電社員の現場の努力の賜物。彼らや彼らの家族のことを思うと涙が出そうになる。
1ヶ月を越えてそろそろ疲労が作業に悪影響を及ぼさないか心配になる。
間違いなく長期戦になることが分かっている以上、数人の精鋭だけでは回せないことは明らかで、体力面、メンタル面で万全に動ける体制・組織を考えてあげて欲しい。寝る場所とか風呂とか、せめて一息つける環境はあるのか、心配になる。現場で逃げない彼らのために税金が使われるのなら、俺は納得する。