google videoが見れなくなるらしい

2011 年 4 月 29 日に、Google ビデオにアップロードされている動画は再生できなくなります
というわけで、見れるものは早急に見たほうがいい。
2年前の大阪毎日放送「なぜ警告を続けるのか〜京大原子炉実験所・”異端”の研究者たち〜」は、あと数日で見れなくなる。2年前の放送だが、今見ても色褪せない、むしろ今だから理解が進む部分はあると思う。
異端というのは言い過ぎだと思う、この国はまだこの程度の学問の自由は保証している。彼ら自身が京都大学で給料をもらっているのが何よりの証左としてよいだろう。


福嶋第一原発について、報道量は随分と減ってしまったが、状況は全く楽観できず、綱渡りをかろうじて進んでいる状況のようだ。
国が上限を上げた被ばく線量を超えた作業者の方も何人か出てきているらしい。これってつまり、現場によく出て行った人から使い物にならなくなる(その人の能力は現場に出た回数だけ上がっているだろうが、これ以上被爆させないというメディカルな側面から「動けなくなる」)、という、熟練者になればなるほど使えない、困ったパターンに入ることになる。
猫の手も借りたいんだろうが、猫の手ではダメなはず。素人を無闇に送り込んで被爆量を増やすべきではない。
もしかしたら、国の基準なんか無視して何度も現場に出動している作業者もいるかもしれない、が、それはそれで報道ができないんだろうな。この国のルール上そういう人は存在しないことになっているから、放医研も面倒見ない、とか、ありそうだから怖い。(これって原発は安全だから事故のことを考える必要がない、って言ってたのと同じアナロジーだ)
本当に長期戦を覚悟して、人員の教育から現地での動作のリハが可能な施設を用意して「最短時間で効果的な作業」ができるような準備が必要だろう。