ハッピーフライトを地上波で見る

去年みていらい、約1年ぶりに見る。やっぱりこの作品はいい。何がいいんだろう。好きなエピソードは数多くあるが、コンピュータが使えずとも、アナログな手段を厭わず行動し、結果を成功に導く(物凄い胆力を要する、成功させる以外に選択肢はないのだから)岸部一徳に一番心惹かれる。ちなみに次点は寺島しのぶ。こっちもシブい働きで俺もこういう機会を得たいとすら思う名演技だ。


岸部一徳に特に惹かれる理由を考えてみた。
計算機が当てにならん状況なんてまぁ、SIの世界にいても、実際にあるわけで、その状況から踏み出せる勇気と知見が必要なのはどの世界も同じ。昼行灯のように見えて危機管理で輝く人間(本作では岸部一徳)の姿に光を当てているところが気に入っているのだと思う。終わってすぐにタバコ部屋にいる姿も含めて、だ。
いい映画を作るな、矢口史靖。急にロボジーとやらが気になってきた。