失踪日記2 アル中病棟 吾妻ひでお

前作、失踪日記も強烈な作品であったが、本作も物凄いインパクトのある作品で、大変興味深く読んだ。
この、作者の創作活動へ向けるエネルギーには驚かされる。恐らくは思い出すのも苦痛な出来事もあったであろうが、それを作品として見せる行為は大変であろうと想像する(前作から8年も経っていることにも驚いたが、これほどの体験を作品にするには、それほどの時間は掛かってもおかしくないのだろう)
作品中に、漫画を書く行為に集中していると、アルコールを忘れるとの記述があり、なるほどなぁと、妙に感心した。


好きな事があり、夢中になれる事がある、これって財産なんだ。