セキュリティバカ

「暴虐大帝」により数多の制限がなされた。
まずは、USBメモリの持ち運びが制限された
大帝曰く「大切な顧客情報を運んでいるとき落とすと大変だ、小さくて落としやすい媒体はダメだ」
つぎに、ノートパソコンの持ち運びが制限された
大帝曰く
「すべてのノートパソコンはBIOSパスワードを掛けよ、
すべてのノートパソコンはセキュリティパッチが出たら即座に適用せよ、
すべてのノートパソコンはアンチウィルスソフトベンダーの提供する定義ファイルを常に最新に保て、
すべてのノートパソコンはハードディスクへの書き込みを暗号化せよ、
すべてのノートパソコンは極力データを持ち運ばないようにせよ」
こうして、すべてのノートパソコンは使える状態になるまでに2度以上の
パスワードを要求され、ネットワークに繋ぐたびに更新ファイルを探しに行く
設定のため重くなる十字架を背負わされた。
HDD暗号化の備わっていないノートパソコンについては使用を禁止された。
さらに大帝は言われた
曰く「起動時にパスワードを求めるようなHDD暗号化を促すパッケージを導入しよう」
BIOSレベルでの暗号化では飽き足らず、ソフトでの暗号化も求めるようになった。
もはや、ノートパソコンは業務に耐えうる状態ではなかった。
ナニをどうやっても第三者にはデータを参照することはできない状態へと
変貌を遂げたため、使うものはほとんどいなくなった。
大帝はさらにこうのたまった
「データの移動は媒体を使わず、FTPを使へ」
暴虐大帝は、FTPのパスワードが簡単に見えることをご存知なかったようである。



さて問題:上記内容でおかしな部分を指摘しなさい