スケジュールとバグ

来年度(といっても目前に迫っているが)のスケジュールを書いてみる。
ぅそ。
信じられないぐらいに4月が忙しい。
うーん。なんか本格的に休みたくなった。
ら、目の前でバグが見えた、ので、直す。
とか、やってると一日が終わった。
うーん。


セキュリティと利便性。

最初にUSBメモリが狩られた。
神様からのご神託が出た。曰く
USBメモリは悪である。大切なデータを落とす可能性がある」
翌日から神の子達である我々はUSBメモリの使用を自ら禁じた。
次にノートパソコンが狩られた。
神様のご神託が出た。曰く
「仕事で持ち歩くノートパソコンは悪である。それはウィルスを媒介する蚊のようである」
「顧客環境に繋ぐ可能性のあるノートパソコンは悪である。情報が顧客環境に漏えいする可能性を秘めている」
「ノートパソコンは持ち歩けることが悪である。古からの伝えによると網棚に置いて取られたものが居ると聞く」
翌日から神の子達である我々はノートパソコンの使用を禁じた。
しかし、一部の信心深くない者どもは、ノートパソコンを使い続けた。
怒り狂った神は、そのような不信心な者どもに試練を与えた。
曰く、「BIOSパスワードを入れよ。HDDの暗号化をせよ。OSのパスワードは毎週変えよ」
パスワードの乱である。
こうしてノートパソコンはメモ帳一つ起動するまでに3つか4つのパスワードを必要とした。
神は怒りに身を任せ、更なる試練を課した。
曰く「ノートパソコンにはヒモをつけよ。持ち歩けるからこそ持ち去られるのである」
こうしてノートパソコンは机にヒモで括り付けられ、もはや特別な許可なくては移動させることすらできなくなった。
ついにノートパソコンを使おうなどと考える不届き者はいなくなった。
途中、iPodに寄り道をした神は最後にデスクトップパソコンに目をつけた。
「USBもノートパソコンも暗号化などの対策を行っているのに、
 デスクトップパソコンの対策を行わないのはおかしいのではないか」
既に神の暴挙を止められるものは居なかった。
「全ての端末に可能な限りのパスワードを設置せよ」
こうして、出勤してから30分はパスワードと格闘する時間となった。
「毎日ウィルスパターンファイルを更新せよ」
「毎日ウィルススキャンをかけよ。いかなる理由があっても、途中で止めてはならぬ」
こうして、昼休み以後の数十分はウィルススキャンで高負荷状態となった。
業務時間が削られたことに文句を言うものは誰も居なかった。
神は満足であった。セキュリティ事故を防ぐことができたのだ。
さて、従順なる神の子であったはずの我々は最終的に神を疑い始めた。




最終的には神は「セキュリティ原理主義者」と呼ばれるようになった。
神は神ゆえに下々の現実が見えていないようである。


というのを、これを読んで思った。
http://www.pc-view.net/Security/051130/index.html
セキュリティ右翼とか、セキュリティ原理主義者とか、
そういうセキュリティを理由にして仕事を阻むのは現代の美徳らしい。
ふざけんな。