八重山商工、負ける

なんと、魅力のあるチームだったのだろう。
結果的には、打撃は素晴らしいものがあるが、守備はあまりうまいほうではなかったと思う。
ピッチャーの球も高く浮きがち、ストレートは早いが単調なピッチングだ。
けれども、なぜか気になるチームであった。
カントクがエースを叱る様子に容赦が無い。
先発をさせない。ということがこれほどまでにドラマチックになるのも珍しいチームだろう。
(それで勝ちあがってくるというのがすごいのだが)
が、キツイ言葉を出せるということは、逆に言えば期待と信頼をしているからこそ、と思う。
今日のエースの試合後の談話を聞くと、思ったほど腐っていたわけではなさそうだ。
同じ釜の飯を人より長く食っていた、というのはどれほど得難い経験なのだろうか。
試合後のインタビューをカントクと並んで笑顔で受けているエースの顔を見ていると、
素晴らしい時間を過ごせたのだな、と、うらやましく思った。


今日の心に残った言葉
八重山の野球の全てを変えて来ましたから、本当に素晴らしい子供たちだと思います」