花火見た

二子玉川の花火を見に行く。
多摩川の土手というか、旧巨人軍多摩川グランドの辺りで適当に座って花火を眺める。
近くには犬を連れてきている人や親子連れでにぎわっていた。
花火が始まった途端、隣に座っていたちびっ子が騒ぎ出す。
「おかーさーん花火ー、見えたー」
と、報告する彼は花火に背を向けている。
「アンタこっち向いてたら見えんやないの、おとなしくしなさい」
とか、そういう感じ、しかし芝生パワーで勢いづいたちびっ子はそんな母の言葉も聞こえてないらしく
ますます勢いづいて走り出す。そして、時々こける。
油断するとこっち向かって走ってきたり、こけたりして大変だ。
そのたびに怒鳴る母親の声も段々面白くなってきた。
気がつけば、目線が花火からちびっ子に釘付けになっている。他所の子供なのに!