OracleInstantClientのsqlplusの使い方

最近のsqlplusの使い方のメモ
10gについている、sqlplusとかOracleInstantClientのsqlplusとかは@の後ろにIPアドレスが指定できる


sqlplus scott/tiger@//ipアドレス:ポート番号/SID
だから、例えばIPが192.168.0.1でポート番号が1521でSIDがorclだった場合は

sqlplus scott/tiger@//192.168.0.1:1521/orcl
とすると接続できる。ここで、ポート番号が1521番(TNSListenerのデフォルト)だった場合は省略することができて

sqlplus scott/tiger@//192.168.0.1:/orcl
:が抜けると固まるので注意
さらに、同一IP上にインスタントが一つしかない場合はSIDも省略できて

sqlplus scott/tiger@//192.168.0.1:/
さらにコロンも省略できて
sqlplus scott/tiger@//192.168.0.1/
末尾のスラッシュも省略できて
sqlplus scott/tiger@//192.168.0.1
従来からのtnsnames.oraを使った接続がしたいならば、tnanames.oraを置いている
ディレクトリへのパスをTNS_ADMINとして登録しておく。
たとえば、c:\oracle_instantclient\network\admin\tnsnames.oraに次のような記述がある場合は

oradb =(DESCRIPTION =
(ADDRESS = (PROTOCOL = TCP)(HOST = 192.168.0.1)(PORT = 1521))
(CONNECT_DATA =
(SERVER = DEDICATED)
(SERVICE_NAME = orcl)
)
)
環境変数TNS_ADMINにc:\oracle_instantclient\network\adminが入っていることを確認して

c:\>echo %TNS_ADMIN%
c:\oracle_instantclient\network\admin
c:\>sqlplus scott/tiger@oradb ←9iまでと同じ
ということらしい。
最初、ここの資料を見て@の後ろにはIPアドレスを入れて何度も固まったのだが
どうやら、//IPアドレスという指定の仕方が必要らしい(自分の環境では)
ということに、ようやく気がついた。
が、そういえば、//を入れなくても接続できていた環境も見たような気がする。
が、確信が持てない。
まぁ、突然呼ばれてIPしかわからん、SIDって何?という現場に遭遇したときに知ってると便利なんだろうと思う。
問題はそんな現場に遭遇するかどうか、例え遭遇したとして何ができるか、という気はするんだけど。