休刊、そして、休刊

オープンソースマガジン
UnixUserから、誌名が変わってあまり買わなかったのだが、最終号だったので、忘れ形見に購入。
IronPythonMySQLの記事が目を引いた。
BSD系OSの将来を考える、とか、ライセンスのまとめ記事なんかは、いかにも「オープンソースマガジンの最終号」らしさを感じる。
Windows Developer
これは、最終号なのを知らずに「初めて買った」
Vistaの「ガジェット」の情報が知りたくて、買った。
が、ガジェットの記事よりも、えぴすてーめーさんのSTL.netの現状を解説する記事のほうが面白かった。
が、Windows系でさえ、休刊か。


こういう技術系の情報が「雑誌」という形で享受できた世代は今が最後になるのかもしれない。
今後、新しく入ってくる新人たちは、雑誌媒体以外からの情報を入手することになる。
既にあちこちで語りつくされているが、雑誌よりもWebの情報のほうが早く、深い。
しかし、紙媒体からの情報の吸収は「興味の無い記事」であっても目に入ることにメリットがある。
Webで見る場合、興味がある分野の情報は次から次へと出てくるので、より深く知ることはでき、狭く深くなりがちである。
雑誌上に出ている、「現在の旬」というか「ストライクゾーンの情報」というか、そういったことに気がつかない可能性もある。
そういう意味で休刊になるのは残念だと思う。


以前、Linux周辺で見かけた「タコは育てよ」という言葉を、ふと思い出した。
まだ、日本のLinux情報にはあるのかな、と、思ったらちゃんとまだあった。
ちょっと嬉しい。