つぶしの利く仕事、と、食いっぱぐれない仕事

つぶしの利くSE、と、食いっぱぐれないSE、の違い。
あるいは、ロングテールな人とそうじゃない人っているよねー、という話。


食いっぱぐれない仕事をしているSEというのは、
かなり詳細な分野に特化しており、なおかつ、そうカンタンには需要が消えない
(つまり、だれもやりたがらないけどそういう人は必要、別名:人柱)
必然的に少数精鋭にならざるを得なかった人々なんじゃないか、と。


で、これとは対照的につぶしの利く仕事をしているSEというのは、上記に比べると
比較的やや抽象度の高いレイヤで仕事をしていて「いろんなことができる」反面、
それは、「何一つ専門性を持っていない」ように見える(思い切りバイアスがかかっているかも)


で、
基本をキッチリ押さえててて、応用範囲が広くて潰しが利く、基本も応用もオールマイチー♪
ってのは結局のところ後者にならざるを得ないというんが現実なんじゃないかな。
「SEという名の下に、『プログラミング行為』はやっちゃダメ」とか言われて
プログラマさん(これがまた、VC++とかVBとかVC#とか、MS謹製言語に特化したのばっかりだったりして)を
まとめる側に立たされて「俺がrubyで書いたほうが早いのになー」とか。
当然そういう中には「自分は出来る」と思い込んでる勘違いさんも居るのかもしれないけど。まぁ、それは別の話として。


前者を目指したいなら、自分にしかできないことを開拓することになるんだが、それはまた、
替えの利きにくい仕事を選んだ、ということで、仕事の属人化がうんぬん、というジレンマと戦い続けることになる。
なので、「俺しか出来ないからなー」とうぬぼれる前に、専門性の高い仕事をいかにマニュアル化できるか、
という点が重要なんだろうな。
あ。でもマニュアル化しちゃって一般化されちゃうと食いっぱぐれるかも知れないよね(笑)
そうか、さじ加減か?いや、マニュアル化されるのは喜ばしいことのはずなんだから、やはりそれを目指すべきだよな。


と、仕事帰りの電車の中でぼーっと思った。