「不肖・宮嶋 戦場でメシ喰う!」

表紙には「これがホンマのミリメシや」とある。
不肖・宮嶋 戦場でメシ喰う!
ミリメシというのを、軍隊の携行食だと思って本書を読むと面食らうのではないか、
確かにそういう記述もあるが、本書の内容は最前線での食事事情の解説と、作者の自衛隊ラブな気持ちと、愚痴で構成されている。
そういう、無関係なお題で一冊書き上げてしまう筆力、というか、よくもまぁ何年も前の食事を思い出して書けるもんだと感心する。
そして、(一番大事なんだが)十分面白い。
他の不肖センセの本を読んでたら、ネタがかぶる、もとい、オーバーラップする部分というのが少なからずあるんだが、
それでも飽きずにすらすらと楽しく読めてしまうのはまぎれも無く、作者の筆力が非凡な証拠で、楽しませていただきました。
ちょっと、お値段は高めだが(2000円を超える)、その価格もネタにしてて価格分は楽しめる本でした。