Gosling語る

Goslingいわく


Java SE 6がリリースされてもう大分経つが、未だにJ2SE 1.4を使っている企業がたくさんある。これらの企業では、使用しているアプリケーションサーバで特定のプラットフォームのみサポートするという契約を結んでいたりしている。新しいプラットフォームに移行するためには新たに契約を結び直して料金を払わなければならないわけだが、今現在動いているんだから新たにコストをかけたくはないということで、古いバージョンを使いつづける。まさに悲劇的な状況だね」


俺が知ってるシステムだと、問題なく動くから、javavmの1.2, 1.3, 1.4 を別々に入れているシステムがある。(環境変数JAVA_HOMEを変えてやりくりする訳だ)
この、動作自体に文句は無いから書き直す予算が確保しづらい、というのは現実によく聞く話だったりする。
WORA(Write Once, Run Anywhere)が過去の概念だってのは分かるし、java界隈でプログラムしてりゃ互換性の維持なんて難しいことも知っている。でもさ、そう言う言葉をバズワードとして使ってた立場の人間に他人事のように「悲劇的な状況だね」なんて軽口たたかれてもさ。一度書いたら、永遠に動くという言葉に騙され、今後のTCOが削減できると信じてjava導入を決断した企業側の人だっているんだからさ。
罪作りな言語(と実行環境)だな。最新を追っかけてる分には楽しいんだけどな。