「裁判長!これで執行猶予は甘くないすか」「弾言」

裁判長!これで執行猶予は甘くないすか
最初は、不謹慎だとか、野次馬根性の、とか、そんなイメージで見ていたが、読んでみて少し考えが変わった。
普通のサラリーマンに傍聴なんて時間はなかなか作れない。そもそも興味が無ければたとえ時間があっても行かない。とはいえ、裁判員制度は万人が起こりうることを考えるとこういう本でも見て現実に慣れた方が良い。
何よりも、裁判を見慣れた人間からの「そう言う部分を見せてはダメ、それでは逆効果だ」という意見が貴重だ。これは場数を重ねた人間じゃないと気づけないし何より、素人には絶対に分からない目線での見方だ。そう言う目で見るとコストパフォーマンスに優れた良い本だと思った。



弾言 成功する人生とバランスシートの使い方
これをバランスシートというのはアリなのか?
前半は正論の数々、ブログよりもおとなしい言葉遣いで(少し奇を衒うものもあるが)ダラダラとテレビを見るな、ダラダラとネットを見て過ごすな、などの言葉は金言だと思う。
後半は著者の経験がチラホラ出てくる。実はこちらの方がおもしろい。飛躍が無茶な方向に飛んで行ってるような内容もあるが(エネルギー問題がどうとか)そりゃいくら何でもバランスシートで扱う内容かね?というようなものもある。
斬新な切り口の自己啓発本と言えば良いのだろうか。こんな本でバランスシートとはこういうもんかと、思っちゃいかん(バランスシートは単なる方便であり筆者の言いたいことの道具の一つとして使われてる)でも言ってることはまとも。というところが斬新。