喫茶店にて、女子高生と大学生(男)と大学生(女)と俺の読書。

しばらく積ん読状態だった、JavaプログラマのためのRuby入門を持って近所の喫茶店へ向かう。


茶店に入ると、近くに女子校生+大学生(男)のコンビが座ってた。どうやら数学を教えているみたい。頑張って虚数を教えていた。が、女子校生、あっという間に忘れて行く。どうやら、この大学生と一緒にいることが彼女に取って、大切なことらしい。大学生(男)は、興味なさそうに「本気で今勉強しないと困るぞ」というようなことを言っている。説教モードになりそうになったときに女子高生が「どうせ、いまは試験直前とかじゃないから必死になる理由も無いんだよねー」この言葉で、大学生(男)は教える気が失せたらしく、戦意喪失モードになった。女子高生強いな。女子高生は携帯の話で必死、大学生(男)は完全にあきれていた。「さすがにここまで不思議ちゃんだと相手できねぇよ」とか、多少の悪態もぽろりと(言いたくなる気持ちも理解できたが)


で、ウダウダしゃべったあげく、どうやら時間が来たらしく、本日のお勉強は終了、このコンビはお店を出て行った。やっと読書に集中できるな、と、思ったのもつかの間、1時間後、今度はこの女子高生、大学生(女)をつれて再登場(え?あれ?なんで?)
どうやら今度は英語の勉強らしい。もの凄い勉強家だな。ぉぃ。
大学生(女)と、女子高生は最初どうでも良いことをベラベラしゃべって「あぁ、この女子高生は本当に集中できないんだな」と周囲を唖然とさせていたが、一通りウンウンとうなづいていた大学生(女)が一言「まぁ何のかの言うても勉強好きなんやろ?」あと、2、3言しゃべって、女子高生は無言で勉強に集中し始めた。黙々と単語帳から単語カードを作り出す女子高生。なんだ?あの言葉にどういう魔法が込められているんだろう?
それはさておき、大学生(女)は自分の持ってきた本(英語の本)を読み始める。放置だ。ずっと監視していた大学生(男)とはえらい差だな。(丁度この頃で帰宅したのでその後の展開はわからない、女子高生はやっぱりすぐ飽きたかどうかは、わからない)


さて、帰宅して考えてみる、同性である、教科の違いという以上に手の付けられない相手を動かす、キーワードが隠されているような気がした。最初に喋りたいことを喋らせる、黙って聞いてあげる、円滑にスタートを切らせる、必要以上に監視しない、好きなんだろ?とそっと方向性を示すのみの言葉で強制はしない。
なるほど、改めて思った、男はコドモで、女はオトナだ。根気よく前に座って勉強させた大学生(男)も偉いと思うが、最小の労力で机に向かわせ、自分の時間を獲得した大学生(女)の方が一枚上手だ。