押収された資料の改ざん

http://www.asahi.com/national/update/0920/OSK201009200138.html

 厚生労働省の偽の証明書発行事件をめぐり、大阪地検特捜部の主任検事が証拠のフロッピーディスク(FD)を改ざんした疑いが明らかになった。

ちょっとにわかには考えられない、と、一瞬思ったが、田中森一の一連の著作のなかの、大阪特捜部と東京特捜部では考え方が違って「大阪の特捜部は上司を騙してでも巨悪を追え」、という一節が思い出される。巨悪だと勘違いして暴走してしまったのだろうか?
あるいは、最初から、「国策捜査だし」「どうせ執行猶予で目立たないように終わらせる」という意識で仕事をしているのだろうか。
村木氏本人が、この日付の矛盾に気づいたらしい。賢い人間はどこにいても「勝手に道を見つける」。優秀だ。
こういう優秀な官僚を相手に「官僚の好き勝手にはやらせない」と言っている政治家が政権与党、しかも今は支持率があるという、不思議だ。