計算は目的ではなく手段

面白かった。
TED:コンラッド・ウルフラム:コンピュータで子どもたちに教える本当の数学
学校では黙々と手計算を教わるが「その計算が何故必要なのか」「どういう時にこの計算が有効なのか」を考える機会は少ない(一応、文章題というのがそれに近いと言えなくもないが、リアルワールドで起こる諸問題を算数のどの文章題にフィット可能か、っていうのは「十分に数学的」な話)
計算なんてコンピュータにさせなさい。計算に辿りつくまで、問題を定義し数学的な思考に落とし「計算」のみを残し、それは計算の特異なコンピュータにさせなさい、という考え方を説く。計算機なんて至る所にあるじゃない、今無くてもどうせ、すぐ至る所に溢れかえるさ、とのこと。
これをただの数学者じゃなく、ウルフラム(mathematicaで有名な人)が言うところに面白さがある。


で、実社会を見渡してみると、計算をすればわかる箇所は至る所にあるんだが、エクセルの画面を見ながらスマートフォンの電卓を叩いているスマートな御仁がいたりするのも現実です。で、そういう景色を見ると確かに計算機は周囲に溢れかえってて、計算機を使いこなしてんなー、という気がしないでもない。