Jobs引退を知る。

時間の問題だと思っていたが、ついにジョブズAppleのCEOを退任した。
彼が健康問題を抱えていることを知った時、いつかはこういう時が訪れるだろうと思ってはいた。頭の中では予行練習をしていたはずなんだが、退任のニュースを見た瞬間、全身の力が抜け、涙がこぼれた。
彼の半生は多くの人が知ることだが、特に復帰してからここ10年は歴史に残るような活躍だったと思う。ギル・アメリオから死にかけたAppleを引き継いで「MacOS」を捨てて、新しい「OSX」へそして「iOS」市場をを興し、世界で一番売れている「新しい」Unix市場を創り上げた、その流れをリアルタイムで見ることができたのは幸せだったのかも知れない。
今はただ、彼の健康問題が良い方へ向かうことを祈るばかりだ。


ティム・クックはバルマーと同じ、難しい舵取りを任されることになった。ジョブズのように新製品にダメだしすれば「あいつは分かっていない」と言われるかも知れないし、褒め称えた製品がコケたら「やっぱジョブズとはセンスが違う」とか、言われそうで気の毒だ。だが、Appleの歴史がそうであるように、Appleは豪快に色々なものを捨てることで前進してきた。最近では、Flashとか、社名からコンピュータを捨てたとか。
俺なんかが心配したところで、大きなお世話だと思うが、おそらくはもう何年も前からティム・クックは重要な決断に加わっていたのではないか、自信を持って辣腕をふるって欲しいと思う。