やや旧聞の話だが、食べログのヤラセ業者が居たという話

1月に食べログの評価を商売にする者がいた、という報道の件について。
で、思い出したのがSEOとかSEMだ。
検索エンジン最適化と名付けられたこのやり方は、人為的にリンクを操作してgoogleの検索結果の上位に狙って表示させることを意図し、商売としていた。面白いのは「不正な最適化」があるという点か。なりふり構わずやるのはアウトということになっている、らしい。他社の作ったサービスを欺くのにルールがあるという。なんというか「俺が一番上手にgoogleの手のひらで踊れるんだい!」と、いわんばかりの見苦しさを感じる。
で、当然のようにgoogleが手のひらを返せば、手のひらの上で遊んでる連中に居場所は無くなるわけで、まぁ志の低いビジネスだなと、覚めた目で見ていた。まぁ、自分にはそういう行為をカネに結びつける商才がないというのも事実ですがね。
で、食べログの件は本質的にはこのSEOと同じだ。他社の作った評価サービスを意図的に操作することを商売とする。
信頼を回復するために食べログサイドは業者を特定し警告を送ったとのことだが、根絶は難しいだろう、と思う。業者を特定というところがポイントで、法人の名前は替えられる。ノウハウを得た人物が違う法人で同じことを実施するのを停める術は、無いように思えます。それこそ、法を作るとかそれぐらいのことをしない限りは効果はないんじゃないでしょうか。


もうWeb上にある評価、口コミ系のサイトは全部この手の業者で汚染されていると思ったほうがいいように思う。webの口コミを見て信じるのはバカということだ。そういうリテラシーが確立されそうなのがなんだか残念だ。



閑話休題
はてなのコメントも昨年末頃から随分と宣伝の業者でにぎやかになってきた。ここにも、こういった行為を商売化している者がいるのでしょう。ある程度の宣伝は面白がって見ていましたが、この日とか、なんだか凄いことになっているし、さすがにS/N比が悪すぎるので、コメント欄については凍結にします。