論文のコピペ

STAP細胞の件、大変多くの教訓を残したと思う。
忘れないうちに列挙しておきたい。

    • 記者会見で研究のこと以外を言わない

割烹着だの、「過去何百年の生物細胞学の歴史を愚弄していると酷評され、掲載を却下された」だの、「研究室の壁にニョロニョロを書いた」「実験室の壁はピンク色に塗り替えた」だの、関係ないエピソードが多すぎた。余計な自分語りはサイエンスではない。すべてが逆方向に働いている。舞い上がっていても、事実と思いを分離できる冷静さが必要だと分かった。あと、冷静に事実のみを言えば、ここまで叩かれることも無かっただろう。

    • 公開情報は、一生つきまとう。

D論まで疑われてて、学位すら危うい状況に追い込まれている。D論国会図書館で公開されているということを、今回初めて知った。archive.orgなんかのプレプリントサーバだけが、公開情報だと思っていたら大間違いらしい。
公開する情報は、自分の名に恥じない成果となるようにすること。
俺も、この「はてな」に書いた内容を見直そうと思った。



あと、小保方さんが矢面に立たされているけど、共著者だった人たちも、残念なことに指摘ができない、何らかの知識欠如があった可能性がある。
こういう加工をすれば、ばれないよ、と、誤った知識で入れ知恵をしてる人物が居るかもしれない。
仕事をする上で、同僚へアドバイスをする場合、中途半端な知識でのアドバイスはその人を窮地に陥れかねない、だからと言って助け舟を出さないのは問題があるのだけれど、責任を伴うものだと言うのは頭の片隅に入れておこう。