かくかくしかじか4巻

かくかくしかじか 4巻
読むたびに悲壮感すら伝わってくる。少しづつ話は核心に近づいていて、作者が壊れずに書き上げられるのか、心配にすら思えてしまう。
昔の自分の絵を返してもらった時に、その中に1枚、師匠の絵が混ざっていることに気づいて、心臓が止まりそうになった、とか。話の作り方がうまいなと、思う。
肉親以上に、恋人以上に深く入り込める、師弟関係に羨ましくも思うし、それゆえに、この次の展開が気になってしまう。
いい本だと思う。リアルタイムで読める今に感謝したいぐらいだ。