空白の五マイル

この本、以前から知っていたのだけれど、先日、冒険歌手を読んで(なんと、本書も面白いが、後書と書評も負けず劣らず面白いという、一粒で3度以上おいしい凄まじい本)読みたくなってしまった。
若い頃よりも、後で行った冒険譚の方が興味深かった。慎重さが増して、成長すると言うのはこういうことかと、感じ入った。
多少時系列が行ったり来たりするところがあるものの、苦にならないのは、ターゲットを絞って、背景事情を説明して、目的を明確にして、達成するスタイルの文章だから、なのか。