モーニングコール

電話が鳴る、電話に出る。
「○○駅についたんですが、e_c_e_tさんはいまどこにいます〜?」
一緒に仕事をしている某さんからの電話だった。
どこにいるも何も、布団の上。あぁ、朝か。外は明るいな。
あれ?
目覚まし時計を見る。
あれ?8時半?
。。。。。。
そういえば、今日は8時20分ごろに集合する約束だったな。
。。。。。。。。。。。。
。。。。。。。。。。。。。。。。
滝のように流れる冷や汗、電話の向こうで聞こえる声が痛い。
「もしもしー、e_c_e_tさん〜、聞いてます〜」
あーーーーーーーーーーー(泣)
泣いていいですか?ダメですか?
既に涙は出ていますが、止まらないんですが。
すいません、すいません、寝坊しました。ごめんなさい。
ついうっかり昨日の晩は考え事してて寝るのが遅くなったりして
いや、でもいつもと大体同じぐらいの時間だったかもしれないけれど、
でもごめんなさい、いや、言い訳をするつもりはないんだけれど、
とにかくごめん。俺が悪かった。
という気持ちを言葉に込めて電話の受話器に向けて送信する。
いや、気持ちを込めたつもりだった。すると
「ごめん!俺!家!まだッ、先行って!」
と暗号のような斬新な表現になった。うぅ、バカだよ。俺は。


あぁぁぁーぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ(涙)


こうして「朝からタクシーの術」略して朝タクの術を使う。
。。。
。。。。。。
財布が、痛い、それ以上に心が痛い。うぅ、泣きたい。


前から自分がだらしない人間なのは知っていたのだが、
さすがに今日という今日はへこんだ。
が、よくよく考えてみれば昔からこんな感じだったよな、
と無理矢理自分を納得させる。
今日も、明日も仕事だ。現場が俺を待っている。
前向きに(byフィッシュ哲学)