国立博物館

日曜なのに、朝7時に起床。
8時には電車に乗り、9時には上野にいた。
なぜ、休日は13時まで寝る私がここまでしてアクティブなのか、
答えは「北斎展」である
http://www.hokusaiten.jp/
噂によると、
・作品数がすげぇ多いので、見るのに時間がかかるらしい
・朝11時ぐらいにものすごい行列ができるので早めに行くのがいいらしい
ということなので、早起きして混雑を避けた、つもりだった。
が、朝9時にして既に行列が!
少しうんざりしながら行列の最後部に並ぶ。
9時半に会場(国立博物館)が開く。
すげー量。500件!浮世絵だけじゃない、版画、だけじゃない、肉筆画もあるし、団扇や扇子のデザイン画まである。
有名な神奈川沖浪浦も!見れる。赤富士は刷り方を変えたのが3枚も見れる!
とにかく楽しい。
北斎と言う人は随分と売れっ子先生だったのか、それとも頼まれると断れない性格だったのかわからないが、
富士山と言うテーマで46枚の版画を作った後に、(富嶽三十六景
同じテーマでさらに100枚版画を作っている(富嶽百景
さらに、行ったことのない琉球の風景を描いた版画まである(琉球八景)
このあたり、クライアントとのやり取りを想像してみるとなかなか楽しい、
「もう富士山とか無理なんだって、描きまくったんだから!」
「いやいや、先生そういわずになんとか頼みますよ」
とか、
琉球って知らんのだよ?描けるわけないじゃん」
「いやいや、先生、ここに元ネタがありますぜ(イラスト集を見せる)」
「ほほぅ、こんな感じか、8枚なら、なんとかなるかなぁ」
とか、
実際にこういうやり取りがあったかどうかは知らないが、なんだかそういうのを想像してしまう。
実に楽しい展示だった。ただ、平日の昼間とかにぼんやり見たかったな。人が多すぎる。