日本代表が勝ったのを確認してから、

エミリーローズを見る。
悪魔祓いをした神父さんを裁判でどう裁くか、という、重苦しい映画。
主人公は弁護士で、クライアントは教会。弁護対象は神父さん、という不思議な設定。
検事さんは、精神疾患として、病院に連れて行かなかった神父さんを有罪にしようとするのだが、
裁判が進むにつれて、事実が徐々に明らかになってゆく、その展開が素晴らしい。
とても、非科学的な弁護人と、科学的な検事との対決の結果、有罪になってしまうが、
陪審員からの「刑期は今日までにしませんか」という粋な提案が通り、
有罪確定した日に、神父さんは釈放される。
これが、事実だと聞くと、アメリカと言う国の裁判制度の懐の深さを垣間見たような気がする。
確かに怖い映画なのだが、怖いだけではない映画。