KISSの法則

KISSとは、(中略)、「構造をできるだけ簡単にせよ」という趣旨の格言である。
KISSは「Keep It Simple, Stupid.」の略語で、和訳すれば「単純にしろよ、バーカ」といった意味となる。

プログラムを書いていて、最後のStupidが重要だと思うときがある。
上記の意味だと、吐き捨てるような「バーカ」となるのだが、自分の解釈は少し違う。
Simple, Stupid=単純かつ、単純が故の簡単に見通せる状態
つまりStupidは「底が浅く、簡単に見通せる状態」を保てという意味で考えている。
仕組みが、愚直なまでに単純で、それ以上のことができないプログラムは、作る側の説明が簡単で、また、
使う側に理解してもらうのが早く(それに満足してもらえるか、は、別として、それ以外のことができないと
いうことを理解するのが、たやすい造りであれば)合意形成が早く達成できる。
また、それしかできない、と、わかっていれば、どう組み合わせるか、を利用者目線で具体的に考えることができる。
Unixのフィルタをパイプで繋いで、というのはそういうことだよね)
と、実際に自分の書いたプログラムを使う人と話す時に、特に思う。
Web屋のような、直接利用者と対話をしない開発者(※)こそ、こういう解釈もアリだと思う。



断言はできないが、自分のWeb屋とクラサバ屋としての経験から
Web屋よりはクラサバアプリをベタで書く人のほうが利用者との接点が多い気がする。