不都合な真実

不都合な真実
京都会議の意味、環境問題を知るにはとてもよい本。非常に勉強になった。
特に温暖化効果ガスについての解説は詳しく、わかりやすい。
この手の情報は小難しいデータを小難しい言葉で語るよりは、
(わかる人相手にのみするやり方では問題意識が伝わらないため)
わかりやすい「写真」と「わかりやすい言葉」で伝えた方が良い、と、思うので
その点でこの本は成功していると思う。
「ヤバイと感じることができる写真」と「ヤバイと思わせる話」がてんこ盛りだ。
ご多分に漏れず、俺もヤバイと思った。
タイムリーなニュースにも過敏に反応するようになった。
何より興味がもてるようになったのは嬉しい。


このゴアという人、環境活動家としての側面を俺が知らず、
野心家なのか、そうじゃないのか、をよく知らないことが惜しい。
大統領選で泥仕合の結果ブッシュに負けた元副大統領、と言う印象が強すぎる。
なので、ブッシュ政権を批判している部分にどうしても余計な勘繰りをしたくなってしまう。
ブッシュ政権が京都会議を無視し続けている、というのは事実だが、この人が言っても説得力は無いだろう。
(何を言っても負けた腹いせに聞こえてしまう、これは本書の損している部分だと思う)
あと、これは環境問題に関係あるのか?という気はするが、なぜか、10代の喫煙の害まで踏み込んでいる。
焦点がぼやけている部分があると、どうしても政治活動の一環のように見えてしまう。
そういう部分が、少し気にはなった。
が、それでも一読する価値はあると思う。環境問題を好き嫌いで論じてはいけないと思うから。

NHKスペシャル

Googleネタが9時から始まるから、と、急ぎ気味にジョギングに出る。
9時直前に帰宅して鑑賞開始。。が、期待過剰だったのかな。