SEのホンネ話―会社じゃ言えない (単行本)[書評]

SEのホンネ話―会社じゃ言えない (単行本)
つい最近買ったのだが、電車での移動中に読んでみる。
ふーん、という感じでページをめくったら、「おー、あるある」と
ヒザをポンポン叩きたくなるような話が次から次へと出てくる。


特に気に入ったのが、工数計算を人日ベースでやった時に「祝日が邪魔だ」という話。
そう。俺もそう。そうなんだぜ、アニキー!
俺も先週の祝日は出たさ、マイブラザー!(すたぱ風)
だって、そうしないと期日までに『終わらせられない』もんな。
(とか、考えてるってことは俺もやばいんだろうな)


次には琴線に触れる言葉だったのが


精神的に大人になってうまく立ち回ればすむ話でしょ?
そりゃごもっともであります。
そう、その通り。おっしゃるとおり。
ちんけなプライドを守るより、さっさと折れよ、と。諦めよ、と。退けよ。と。
頭の中で思っても、口がそう言わない。
狙ったタイミングで「精神的に大人になれ」たらなぁ、何度思ったことか。何度損したことか。何度後悔したことか。
そんなサウザーのような俺の心にストライクだった。


他には、

じゃあ、せめて楽になるようにとひとつひとつの関数をコンパクトにしたり、
各分岐条件をシンプルで読みやすい物にしたりするようになった。
いつしか、「試験することを前提としたコードの書き方」に変容していったわけである
これなんかは、自分自身もそういう瞬間を経験したからその通りと、うなづいてしまった
(電車の中でひとりで。恥ずかしい)
今では「テストしやすいコードが良いコード」だという考え方が身についたので、ごく当たり前のことだと思う。
当たり前のことだけどビギナーには出来ないんだよな。
この辺に『俺はプログラミングを勉強してきたのだ』という勘違い君との差があるんだろうな。






で、関係ないですけど。そろそろ新人君の季節ですね。