ひかり電話の事故の理由

ひかり電話障害、人為ミスとソフトのバグが原因
誤ったパラメータを受け付けてしまったプログラム側の責任も問われているが、
どうも釈然としない。
引数のチェックを怠っていた、なら、確かにプログラム側の問題なのだろう。
例えば、引数として数字しか受け取れないところにaを渡すと"97"(aのコード)として解釈して動いてしまう、とか。
そういうこと(=入力パラメータが入力者の意図とは別の動きをすること)があれば、プログラム側のバグだろう。
でも。違うような気がする。単なる思い込みかもしれないけど。
まぁ意図せぬ入力というのはもっとも検証が難しい(想定できない入力をテスト項目に起こすのは難しい)から
本当に未発見のバグが紛れ込んでいたのかもしれないが。


しかし、だ。納得がいかないのは


同ソフトには、誤ったパラメータを投入するとHDD内のディスクを破壊するバグがあり、一部のデータが破壊された。
と、説明しているのに以下の文が続く。

障害は、サーバのプログラムソフト再インストールで解消し、23日午前10時6分までに通話が回復した。
HDD内のディスクを破壊するバグ、というのは、
想像だが、「再インストール」で直るぐらいなら「ディスクは物理的には壊れてない」んだよ。
ファイルシステム上の何らかのファイルを消したり、上書きしたりする、その状態からの復旧方法は作業者にはわからなかった。
という状態が「ディスクを破壊するバグ」なのかな?


作業者が必要なファイルを手で直すことができなかったから、
インストーラ(あるいはインストール手順)に初期化を任せた」
のかも知れない。まぁそれがソフト作成者であっても直せないのかもしれないけど。
「よくわかんなかったから再インストールしたら直った」
というヤツか?
と、思ったので、ソフトのバグを原因の一つに挙げることに少し違和感を感じた。
まぁ、入力ミスを想定し「正しい動き以外はできない」ようにするのも大切なんだけど。
先にも言ったように「作成時に想定していない動き」を「想定して試験しろ」というのは無理な話だ。


前の経路伝達量が想定を超えてパンクというのはなんとなく同情できる、と、自分は思ったが、今回のはなぁ。