タクシー乗ってて

都内でタクシーに乗って運ちゃんとしゃべる
運ちゃんいわく
運:「最近は何でもメカになっちゃって、メカ、メカってね」
俺:「へぇーそうですか」
運:「今度からね、日報とか書かなくてもいいようなメカが入るんだよ」
俺:「へぇーそうですか」
運:「一日走ったら、勝手に記録されて会社にも知らせちゃうらしいんだよね」
俺:「へぇーそうですか」
運:「日報つけなくても済むのは楽なんだけど、どうやらその走った記録を他の会社と見せ合いっこするらしいんだよね」
俺:「へぇーそうですか」
運:「そしたらね、勝手に他の距離とか走れないんだよね、昔は大船ぐらいまでよく走ってたんだけど」
俺:「へぇーそうですか」
運:「神奈川を東京のタクシー会社が走るなよって言われちゃうんだよね、他の会社に記録を見られちゃうと」
俺:「へぇーそうですか」
運:「そう、だから、メカは便利だけど、結局、長距離を走れる機会はほとんどなくなっちゃうんだよね」
俺:「へぇ(ここで初めて驚く)」


と。そういう会話でした。
「勤務実態の見える化」だとか「情報共有」だとかの大義名分の元で進められた「メカ」なんだろうけど
中途半端なコンサルだか、SEだか、が、現場の実態を見ずにシステムを提案するとこういうことになるんだろう
最初はぜんっぜん興味が無かったけど(むしろうるさいなーと、思ってたけど)勉強になりました。
ありがとう。現場の意見ってのは大切だと思った。
経営層には別の言い分があるんだろうけど。