節電生活

※川崎周辺の会社の話です。
朝起きて、出社。
最寄りの駅まではチャリなんだが、駅のエスカレータが動いていないため、階段を上がる必要がある、
多少、息を切らしながら階段を登頂成功。駅の改札を過ぎるとホームに降りるためのエスカレータが動いていないため、階段で降りる。
ようやく電車に乗れる。
乗換駅では、エスカレータが動いていないため、やはり階段を上ることになる、この駅ではホームへ降りる側のエスカレータは動いている(!)ので、エスカレータの列に並ぶ。
ようやく会社に到着、自分のフロア(9階)に上がる必要がある。稼動しているエレベータの台数が半減しているため、エレベータ待ちの列に並ぶ。階段で上がった時期もあるが、今は並んででもエレベータだ。
ようやくフロアに到着して仕事が始まる。いつもの風景だ。富士山が遠くに見えてきれいですね、と同僚に話すと「(飛行機雲を見て)今日は変な雲が見える」とかぬかしやがる。仕事に集中しろ。(いや、できない)


お昼休み、弁当を買いに近くのコンビニに行くと、食料がない。いま、食料獲得はバトルなのだ。半減したエレベータでは機動力が確保できず、食料獲得競争に敗北する。


午後、しばらくして計画停電の時間がやってくる、どうせ、いつもの「やると言って電気消えないパターンでしょ」と思ったが、一応、思考するのに必要な資料を紙に出す。あぁ、資源がもったいない。停電予定時刻を過ぎて仕事してたら、いきなりビル全体の電気が切れ「全部のPCとLANが落ちた」
仕方なく、紙とボールペンで考える(今日は「考える」仕事だったからそれができた)とりあえずA3×2枚でやるべき案が「汚い字と絵」でまとまった。お客様に送りたいが、ネットワークは使えない。携帯で写真とって送ることも考えたが、やめた。
まぁ、ちょっとコーヒーでも飲んで考えるか、と自販機の前に行ったが動かない、あぁそうだそうだ。停電だったんだ。
ちょっとトイレでも行くかとトイレに行くと真っ暗で電気がつかない、あぁそうだそうだ。停電だったんだ。(一応水は流れる、重力の偉大さを知る)
一瞬真剣に、鳥類キャリアによるIPを考える、鳩ラブを宣言したマイク・タイソンなら、奴なら使いこなせるのではないか、などと考えた末、我に返る。
(俺の書いた汚い字と絵を)届けたいお客様は、電車ですぐの場所にいるので実際に言って話すことにした。
半減したエレベータはもう使えない(停電だから)。懐中電灯を持って非常階段を降りる。


まぁこの後電車も激混みなんだが、この後は割愛。絵と字で意図は伝わったが、電子文書には残らない、残す(人的にも電気的にも)エネルギーがもう無い。
なんとか、「今日を乗り切った」が生産性は悪い。が、至る所で階段を昇り降りするため、脚力は強化されつつある。


そうか、これがかつて憧れたアーバンライフって奴か、などと思いつつ今日も帰宅してアンメルツヨコヨコをふくらはぎに塗る日々が続く。