喧嘩上等のカメラ店が 「ど素人」に教わった商売の極意(JBpress)

量販店に対抗するカメラ店の話。大変素晴らしかった。以下、メモ。
エンドにいるお客様に取っての価値とは何かの着眼点が素晴らしい。
量販店は価格の安さで勝負している。
この店ではお客様は「思い出をきれいに残すため」にカメラを買うと定義し、そこからの戦略を立てている。
店員はお客様に納得してもらえるよう1時間半もかけて説明するらしい、一人の客に時間を使うと非効率ということになるが、これは「お客様の思い出をきれいに残」して、お客様に納得頂くために必要なプロセスと考えている。店員が。(経営陣が、ではなくて)
客にとっての利益は「思い出をきれいに残せる」こと。
店にとっての利益は「そのためのカメラを買ってもらう」こと。
客と店とのwin-winの関係が作られている。このやり方でリピーターも多いらしい。


一人の客に時間を掛けず、値下げしたから買ってよ。というのとは違うビジネスモデルで、違った市場を開拓したようにも見える。勉強になった。