弱い日本の強い円 佐々木融

弱い日本の強い円 (日経プレミアシリーズ) [新書]
実は何度かこの本を読むのに挫折した。理由は簡単で、単にe_c_e_tの知識不足でわからない言葉が多かった。わからない言葉を見つけるたびに、webで調べてフンフンと分かった気になって読み進めて(時には戻ったり)ようやく読了。
なるほど、震災など日本にとって都合の良くないことが起こると円高になる仕組みは理解できた。インフレ率がレートに与える影響もよく分かった。
「介入」も随分と内容が分かった。というか、本書を読まないと介入は完全に誤解したままになっていたかもしれない。(ただ、この点については、著者が介入に対して考えていることも含まれているかも知れない、事実と想いが分離できていないようにも見えた)
他にも、為替を軸に多くの話題を展開している。大変ためになった。が、時間を置いてもう一度読んでみたい。