エンジニアのための データ可視化[実践]入門 ~D3.jsによるWebの可視化 (Software Design plus)

D3.jsの本だ、と思って買うと、面食らう。
データを可視化するための、イロハが学べると言えば良いのだろうか。
ソースコードにたどり着くまでが、えらく長い。
統計の話、というわけでもないんだよな。「見せ方」についての講義と言えば良いのだろうか。確かに本書を読めば、どう見せる(可視化する)のが「良い」「悪い」が、定性的に判断できるようになる。そういう知識を詰め込む内容になっている、本書が良いところは、ここだろう。表現の手法を選ばない「知識」を得られるわけで、d3.jsじゃなくても、Excelでグラフを大量に作る人にだって、役立つ「可視化に対する普遍的な」知識がそこには、ある。
が、d3.jsを知りたいと思って読んでいると、ただひたすらイライラするだろう。いきなり、coffeescriptとか出てくるし。
このジャンルに無知だったので、javascript(coffeescript)でsvgを操作するという感覚は理解できたように思う。サンプルが少々不親切に感じたが。


「データサイエンティスト」向けの本だ、という書評をどこかで見たが、こういうことする人がデータサイエンティストなのかね。